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diary

巡り合わせ

20年前の10月だったと思う。滅多に僕の都合に合わせる事のない父親が広島の会場まで車で連れて行ってくれた。車のカーステレオから流れるFantasmaで山道の数時間を静かに過ごした。煌びやかに映る街の風景と音楽の呼吸が合ってくる。リハーサルの重低音だけで鳥肌を立てていた自分にとって、本番の演出はあまりにも衝撃的だった。その数年後に父を亡くしてしばらく経つが、その父が出張で訪問していた電力ホールでライブを観ると言うのも感慨深い。東日本大震災から7年がたった今、そのビルには少し寂しさも佇んでいた。2010年七草の日に告げられたスペシャルなプライズとは、今こうして巡り会えた、たくさんの出会いであるという事に気づいた。